4月に入って温かくなり、ノミ・ダニ対策にも気をつけたい季節がやってきました。
気温があがると蚊を見かけることも増えると思いますが、この蚊が媒介する有名なものに「フィラリア」があります。
フィラリアは素麺に似た寄生虫で、成虫になると体長15センチから30センチほどとなります。
フィラリアに感染した動物に蚊が吸血すると、蚊の体内にフィラリアの幼虫が入ります。
この蚊がほかの動物に吸血することで、フィラリアの幼虫が体内に入り感染します。
幼虫が成虫になるのは約1年から2年で、心臓に寄生し、肝臓や腎臓などの臓器を壊していきます。
成虫を駆虫するのはとても困難ですので、普段から感染しないための予防が大切です。
月に一度使用するだけで予防ができ、基本的には年中予防を推奨としています。
(寒い季節だと蚊がいないので予防薬を使用しない場合もあります)
予防薬を使用しない期間が長かった場合(三ヶ月程度~)は、再使用する前に血液検査をし、フィラリアに寄生されていないかのチェックが必要です。
予防薬の種類は多岐にわたり、
当院では
・錠剤タイプ
・背中に垂らして使うタイプ
・ブロック状の牛肉風味のおやつタイプ
を用意しています。
どのタイプの予防薬を使えばよいかのご相談も、お気軽にスタッフにお声掛けください。