エキゾチックアニマルの診療をご希望の方は、お電話にてお問い合わせください。対応状況や種類によって、グループ病院での診察をご案内する場合がございます。
エキゾチックアニマルの病気の発症原因として、飼育環境やフードによるものが多く挙げられます。一般診療では視診・触診などの他に、飼い主様に詳しい情報をお聞きするための問診も行います。動物の容態を理解するために、細かいことまでお話ししていただくことで、病気の早期発見・早期治療につながります。
エキゾチックアニマルに多い症例をご紹介します。
ウサギと言えば、歩行の際はジャンプをして跳ねて移動しますが、骨に関しては犬や猫と違って軽くて薄いです。人が抱っこする高さ程度の落下で骨折してしまうことがあるので、ほんの少しの外傷でも骨折を疑う必要があります。骨折する原因は日常的にあります。
・抱っこをしている際に暴れて落下してしまった
・ソファーや椅子にのぼって落下してしまった
・爪切りや抱っこの際に抵抗して足を蹴り上げた
ウサギの骨折は、足を引きずっていたり、地面を浮かせるような状態で立っていたりすると、骨折の疑いがあります。骨折を放置してしまうと、次第に下半身が麻痺状態となり、痛みで意識を失うこともあります。少しでもおかしいと感じたら、動物病院の受診をお願いします。
人間と同様に、ハムスターも眼球の黒目が白く濁んでしまう白内障を発症します。白内障は黒目が白く濁っているので、すぐにわかりますが、目ヤニなどの異常がある場合も白内障の可能性があります。主な発症原因は老化によるもので完治することは難しいですが、病気との付き合い方によって、動物のQOL(生活の質)が向上します。ハムスターの過ごしやすい生活環境を整えてあげることも、飼い主様にとっては非常に大切なことです。
インスリノーマとは、膵臓の腫瘍のことです。インスリンは膵臓で分泌されるホルモンであり、糖の代謝を調整して血糖値を一定に保つ働きがありますが、多量に分泌されることで昏睡状態・全身の痙攣などの症状を引き起こしてしまいます。ぐったりしていたり、後脚を気にしていたりする様子があれば、インスリノーマの注意が必要です。治療については、初期段階の症状であれば内科療法(薬の処方)での治療となりますが、腫瘍のサイズが大きい場合は、手術での外科的療法となります。治療方法に関しては、飼い主様とお話しをしながら進めていきますので、お気軽にご相談ください。