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ウサギの皮膚炎・外耳炎について – 行徳どうぶつ病院

皮膚炎・外耳炎

ウサギの皮膚炎・外耳炎について

ツメダニ症

01
概要

ツメダニは、どうぶつの皮膚に寄生する寄生ダニの一種です。人獣共通感染症であり、種類によってはどうぶつから人間に感染することもあります。

02
症状

ツメダニに感染したウサギの首からお尻にかけて、脱毛やフケがみられます。ひどくなると皮膚の赤みやべたつき、痒みがあらわれます。

脱毛(首〜お尻にかけて) フケ 皮膚の赤み・べたつき 痒み
重症化しやすいケース:抵抗力の弱い若齢のウサギや、肥満などで毛づくろいが十分にできないウサギでは重症化しやすいです。
03
診断

ウサギのフケを顕微鏡で観察し、ツメダニをみつけることで診断します。

04
治療

2〜4週間ごとに駆虫薬を投与します。当院では、背中にたらすスポットタイプのお薬を使って治療しています。

ダニの卵はウサギの体から離れても10日前後は生存できるため、ケージとその周辺の掃除をまめに行い、再感染が起こらないようにします。
05
予後

しっかりと駆除薬を投与し、清潔な環境を保てばすぐよくなることが多いです。ただし、病気で免疫が弱っているようなウサギでは長引くこともあります。

06
予防
月1回の予防投薬

人獣共通感染症であること、体から離れてもしばらく生存できることから、ウサギ自身が外に出なくても飼い主様や家に出入りするどうぶつが持ち込むことがあります。駆除薬は予防にも使えるため、月に1回投薬しておくと安心です。

外出後の手洗い・着替え

外出から帰ったらウサギを触る前に手洗いをする、外出着から着替えるといった工夫も大切です。


外耳炎

01
概要

ウサギは外耳道が狭く、耳垢がたまりやすいため、外耳炎になることがよくあります。たれ耳の品種は外耳道がさらに狭くなるため、とくに発症しやすいです。

02
症状

症状は軽度から始まり、放置すると中耳炎・内耳炎へと進行します。

外耳炎
外耳道の赤み 耳垢の増加 耳を掻く・頭を振る
中耳炎・内耳炎(悪化)
首が傾く 目が回る 立てなくなる 食事がとれなくなる
早めの対処が必要です:中耳炎・内耳炎に発展すると神経症状が現れ、立てなくなり食事もとれなくなることがあります。
03
診断

耳鏡という道具で外耳道を覗き、赤みやかさつき、耳垢の有無を確認します。耳垢がみられたら顕微鏡で観察し、細菌・真菌・ダニの有無を確認します。

04
治療

外耳道の洗浄を行って耳垢を除去し、抗生物質や抗真菌薬を含んだ点耳薬を投与します。ダニの感染が認められた場合にはツメダニと同じダニ駆除薬を投与します。

05
予後
たち耳・軽度の場合

数日の治療でよくなることが多いです。

たれ耳・重度の場合

なかなかよくならなかったり、何度も繰り返すことがあります。外耳道が腫れてしまっている場合はさらに治りにくくなります。

06
予防
温度・湿度を適切に保ち、耳に湿気をこもらせない

環境を整えることで外耳道を清潔に保ちやすくなります。

適切な栄養管理

外耳道の皮膚の新陳代謝を促進するため、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

ダニ駆除薬による予防投薬

耳に寄生するダニは、ツメダニと同じ駆除薬で予防ができます。

耳掃除は病院でやるのがおすすめ

ウサギは外耳道が狭く耳掃除が難しいため、慣れない方が行うとかえって悪化させてしまうことがあります。耳垢が多い時は、病院でのケアをご検討ください。