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どうぶつも花粉症になるの?

2024.03.29

犬や猫にも、人と同じように、外部から体内に侵入した異物から身を護るための免疫機能があります。
この免疫システムが、何らかの理由により過剰に反応してしまうことで発症する病気を、アレルギー性の病気といいます。
花粉症とは、植物の花粉が原因物質(アレルゲン)となるアレルギー性疾患のことです。

動物が花粉など、どのアレルゲンに反応しているかは、血液検査(IgE検査)で対象を絞り込むことができます。
あるペット保険会社が犬や猫の飼育者719名を対象に2018年に行った調査によると、犬や猫にも花粉症があることを知っておられた方は50.6%でした。
人の社会では、花粉症で苦しんでおられる方が多いことを考えると、犬や猫の花粉症についての認知度は思ったほど多くはないという印象です。

犬や猫の花粉症の場合は鼻炎や目のかゆみという症状は少なく、皮膚のかゆみや発疹など皮膚炎の症状がメインとなります。
皮膚炎になると、身体の一部または全身を舐めたり掻いたりする症状が見られます。

どんなに注意をしても、換気や散歩などで花粉が室内に入ってきてしまうこと完全に防ぐことは出来ません。
花粉を除去するためには、空気清浄機を利用したり、こまめに掃除機や雑巾掛けを行いましょう。
また、犬の散歩は花粉の飛散が少ない日や時間帯を選ぶとよいでしょう。
散歩から帰ったら、犬の全身をブラッシングしたり拭いたりして、花粉を落とすようにしましょう。

浦安、行徳近辺で犬と猫の花粉症について詳しくお聞きになりたい場合は、お気軽に行徳どうぶつ病院グループまでお尋ねくださいませ。