2025.02.21
猫の顔が腫れていると、心配になりますよね。この記事では、猫の顔が腫れる原因と、それに対する適切な対処法について、詳しく説明します。
まず、猫の顔が腫れる主な原因としては、感染、虫による刺傷、膿の蓄積、リンパ腫が挙げられます。 猫が他の猫とのケンカなどで引っかき傷を負うと、そこから細菌が侵入し、顔や頬が腫れることがあります。特に野良猫は多くの細菌を持っているため、感染リスクが高いです。保護猫も以前外で暮らしていた場合、同居の室内猫が引っかかれたり噛まれたりすると感染の危険性があります。 虫による刺傷も一般的な原因の一つであり、蚊やノミ、ダニ、ハチなどが顔を刺すことで腫れが生じることがあります。虫刺されは数日で治まる場合がありますが、長期間腫れが治まらない場合は、獣医に相談することが必要です。
さらに、膿がたまることで起こる症状もあります。蓄膿症は鼻腔内に膿がたまる状態で、顔の腫れだけでなく熱を持つこともあります。根尖膿瘍は歯根の先端に膿がたまっている状態であり、鼻水や鼻血のほかに鼻が腫れるといった症状が見られます。
リンパ腫はリンパ球が腫瘍化したものであり、顔にできると潰瘍化することもあります。
猫の顔の腫れを引かせるためには、薬剤の投与や外科的治療が行われます。薬剤の投与では、ステロイド剤や抗生物質などが使用されて腫れや炎症、細菌の繁殖を抑えます。しかし、病気が再発する可能性があるため、定期的な検査や治療が必要です。また、抗がん剤を使用してリンパ腫による腫れを治療することもありますが、その際には副作用に注意する必要があります。外科的治療では、膿が原因の場合は皮膚を切開して排膿したり、歯根膿瘍の場合は抜歯するなどの手術が行われることがあります。
猫の顔が腫れた場合には、迅速な対応が求められます。日常の観察や定期的な獣医の診察を通じて、症状の早期発見と適切な治療を行うことが重要です。猫の健康を守るためにも、猫の顔に異常が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
浦安、行徳近辺で猫に危険な植物、猫の顔が腫れている場合について詳しくお聞きになりたい場合は、お気軽に行徳どうぶつ病院グループまでお尋ねくださいませ。
行徳どうぶつ病院
院長
名古 孟大