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犬の換毛期について

2024.04.26

犬の換毛期という言葉を耳にしたことはありますか?換毛期とは、簡単に言えば毛が生え替わる時期のことで、この期間は抜け毛が増えるため通常のケアとは異なる対策が必要です。今回は、犬の換毛期について詳しく解説していきます。

一般的に、犬の換毛期は1年に2回あります。春と秋に訪れ、それぞれ夏や冬に備えて毛が生え変わります。すべての犬に換毛期があるわけではなく、ダブルコートの犬種には換毛期がありますが、シングルコートの犬種には換毛期がないとされています。ダブルコートは、その名前から推測できるように、犬の被毛が二層構造になっていることを指します。この被毛は通常、上毛と呼ばれるオーバーコートと、下毛と呼ばれるアンダーコートに分かれています。オーバーコートは皮膚を保護する役割を果たし、一方でアンダーコートは体温調節や保湿に関与しています。そして、換毛期には特にアンダーコートが抜けることが一般的です。代表的なダブルコートの犬種には、柴犬やゴールデンレトリーバーが挙げられます。一方、シングルコートの犬種には、トイプードルやマルチーズが挙げられます。

換毛期にはこまめなブラッシングやレーキング、シャンプー、そして洋服を着せるなど、適切な対策が必要です。ブラッシングは古い毛を取り除き、掃除の負担を軽くします。レーキングは、アンダーコートの毛だけを処理する方法で、主にトリミングサロンなどで行われます。シャンプーは抜け毛を取り除くだけでなく、ノミやダニの対策にもなります。ただし、過剰なシャンプーは肌に負担をかける可能性があるため、注意が必要です。洋服を着せることで毛の拡散を防ぐことが出来ますが、洋服を着せたままでは抜け毛の問題は解決しないため、定期的なブラッシングを行いましょう。

換毛期には掃除も重要です。犬の毛にはアレルギーの原因となる物質が含まれており、放置すると人間や犬の健康に悪影響を与える可能性があります。また、ペット自体も皮膚疾患などのリスクがあるため、定期的な掃除は不可欠です。実際、セールス・オンデマンド株式会社が行った調査によると、ペットオーナーのうち10%がアレルギー症状を経験し、さらに21.7%は時々アレルギー症状が出たと回答しています。この結果から、全体の約3割がアレルギー症状に悩まされていることが分かります。

換毛期の掃除は、ただ部屋をきれいに保つだけでなく、人間と犬の健康を守る重要な役割を果たします。ケアや掃除を怠らず、犬と共に健康で幸せな時間を過ごしましょう。

浦安、行徳近辺で犬の換毛期について詳しくお聞きになりたい場合は、お気軽に行徳どうぶつ病院グループまでお尋ねくださいませ。

行徳どうぶつ病院 院長
獣医師
陶山 雄一郎