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神経科

犬や猫の「神経」に関わる病気について、治療していく専門診療科目です。行徳どうぶつ病院では、脳・脊髄といった脳脊髄神経系の病気(神経疾患)と、筋肉や末梢神経の病気(神経筋疾患)を中心に診察しており、椎間板ヘルニアをはじめとした脊髄の病気に対する外科治療やリハビリテーションを取り入れた保存療法、てんかんや水頭症といった脳の病気に対する治療に積極的に取り組んでいます。治療法に選択肢がある場合には、できる限り飼い主様の意向に沿った治療法を提案して、最新の学術情報に基づいた治療を実践しています。

※神経科は火曜日のみの診察となります。

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神経科とは

脳や脊髄の病気は、種類によっては突然、激しい症状を起こすことがあります(全身のけいれん・性格の変化・旋回・足を引きずる等)。このような症状は、飼い主様にとって非常にショッキングかつ病気によっては動物の生命に関わることもあり、なるべく早期に状態を把握して治療を開始してあげたい病気です。神経科では、身体検査・神経学的検査・血液検査・レントゲン検査などで、心臓病や整形疾患など他疾患の除外を可能な限り行います。画像検査や脳脊髄液検査にて、脳脊髄疾患の診断を行い、その子に合った治療を提案いたします。検査内容に関しては飼い主様のご希望に合わせ、ご相談いただくことも可能です。

脳神経科について

脳神経科は、主に脳や神経の病気を診る診療科です。現代ではペットの高齢化が進んでいるため、動物が脳や神経の病気になることは決して珍しいことではありません。特にてんかんは若い犬や猫でもかかるケースが多く、また老犬・老猫になると脳腫瘍が現れることもあります。

てんかんとは

てんかんとは、脳内の神経が突然ショートしたために起こる発作です。それまで普通に生活していた子が突然痙攣し始めたり、意識を失ったりしたら、それはてんかんである可能性があります。てんかんを根治するのは非常に難しいですが、抗てんかん薬で70%以上の発作を抑えることが可能です。発作が起きても根気よく投薬治療を続けることが大切です。

椎間板ヘルニアについて

背骨の椎骨と椎骨の間にあるクッションである椎間板が飛び出し、近くにある神経を圧迫する病気です。激しい痛みを伴い、場合によっては四肢が麻痺して動かせなくなることもあります。椎間板ヘルニアの治療は内科療法で間に合うこともありますが、症状が進行している場合は外科手術を行います。