動物にとって歩けなくなってしまうことは、生活をしていく中で大きな障害となります。散歩に行けない、排便・排尿が自分でできない、他の動物と一緒に遊べない、動かそうとすると痛がる、床ずれができるなど、様々な病気により色々な障害が起きます。人間の場合は、自分の意思で元の生活に戻る努力を行いますが、動物は自分からは努力ができません。それらの障害を克服し、元気な時と同じような生活が送れるように物理療法や運動療法を行い、改善を図る治療が動物リハビリテーションです。また、健康維持という目的で、加齢に伴う筋力低下を防いだり、肥満を改善したり、生活の質の向上・維持を目的とするリハビリテーションも行っております。
臨床症状の緩和、疼痛、炎症の緩和、筋力、関節可動域の維持または改善など